こんにちは、テルミーてる子です。
求人を見てると頻繁に出てくるコールセンターの募集。
そして、気付きませんか。
時給が高いと。
「やっぱりコールセンターってブラックだから高いのかな」
と不安に思ってしまいますよね。
この記事ではコールセンターの時給がなぜ高いのかについて解説していきます。
あわせてコールセンターの選び方もお伝えするので、応募するうえでの参考にしてみてくださいね。
・2社のコールセンターで計12年勤務
・アウトバウンド(発信)、インバウンド(受信)、チャット
・OP、LD、SV、マネージャー経験済
・採用や面談含め、コールセンターの業務は全て経験済
・コールセンターで働いた方々とは今も交流し、常に情報収集
この記事に書かれている内容
ブラックだから?コールセンターの時給はなぜ高い?
コールセンターの時給が高い理由はいくつかあります。
コールセンターの時給が高い理由
- 人気が無いから
- 離職防止のため
- 仕事内容が難しいから
- (受信業務)覚えることが多いから
- (発信業務)営業力が求められるから
- 中にはブラックなコールセンターもある
1つずつ見ていきましょう。
人気が無いから
どうもコールセンターってイメージ先行型と言いますか、とにかく人気がありません。
求人サイトで大々的に募集しているのに、応募者が少ない。
「10名採用予定なのに、入社日間近になっても5名しか集まっていない!
どうする?!」
ということが多々ありました。
面接前に「弊社はこんなに明るくて楽しい会社なんだよ~!」なんて職場見学会も兼ねた説明会を開催しても、誰も来ず。
では次の募集時期では応募者を集めるためにどうするか。
というわけで時給を上げていました。
こちらもCHECK
コールセンターのバイトはどこがいい?働きやすい仕事を探すためのチェックリスト
続きを見る
離職防止のため
離職率が高めなコールセンター。
顔と名前が一致しないまま退職していった方もたくさんいます。
しかし、離職率が高いのは会社としてマイナスイメージ。
離職させないためにあの手この手で会社は頑張ります。
・定期的にお菓子を配る
・社内イベントを積極的に実施
・マメに面談をし、愚痴を聞く
など。
しかし時給に匹敵する離職防止策はありません。
時給が高いと
「あ~辞めたい。
でもここの会社時給は高いんだよね。」
と踏みとどまってくれる可能性大ですから。
よって、離職防止のために時給を高く設定しているのです。
コールセンター(受信)の退職理由ベスト3はこちら。
こちらもCHECK
コールセンター | インバウンドがきつい原因はクレームではない!退職理由ベスト3
続きを見る
仕事内容が難しいから
単純に仕事内容が難しいから時給を高くしているコールセンターもあります。
特にテクニカルサポート系・金融・保険・証券系・外国語対応などは専門的な知識を身に付けないといけないので時給が高め。
アルティウスリンクやトランスコスモス、TMJ、ベルシステム24など大手のコールセンターで時給が高めに設定されていたら、仕事内容が平均よりちょっぴり難しいと思った方が良いです。
とはいえ大手コールセンターは研修をしっかり行います。
頑張り次第で
「なんだよ、時給高いから心配してたけど、どうってことないじゃん」
と思うことも。
(受信業務)覚えることが多いから
受信業務のコールセンターは、その会社のサービス内容など全てを覚えなければいけません。
必然的に覚える量が多くなるので「大変」と感じる方も。
というわけで、時給が高めに設定されています。
入社したての頃は大変ですが、覚えた後は割と簡単に思えてきます。
(発信業務)営業力が求められるから
受信業務より覚えることは少ないですが、アポイントに繋げなければならない発信業務は営業力が求められます。
ノルマを設定し、達成できないとクビになるコールセンターも。
そういった大変さを加味して時給を高めに設定しているわけです。
「受信?発信?なにそれ?」という方は、コールセンターの仕事を掘り下げた記事もあるので参考にしてみてください。
参考今さら聞けないコールセンターとは?仕事は簡単?クレームや残業は?
続きを見る
中にはブラックなコールセンターもある
ここまではホワイトなコールセンター前提で説明しましたが、
中には怒号や罵声が飛び交うようなブラックなコールセンターもあります。
正直このブラックなコールセンターのせいで、
「コールセンター=ヤバい」
のイメージが出来上がってしまったのではないでしょうか。
これまで説明した理由を度外視して、
ただただブラックだから時給が高い
というコールセンターもあります。
仕事内容も怪しい勧誘など。
何を隠そう私もブラックなコールセンターに入りかけたことがあります。
そのエピソードとブラックなコールセンターの見極め方はこちら。
参考「コールセンターのバイトはやめとけ」って言われるけど本当?見極め方も解説
続きを見る
▽万が一ブラックなコールセンターに入社し、退職を考えている方向け
参考退職代行SARABAってどうなの?メリット・デメリット、評判を徹底解説
続きを見る
コールセンターの時給は上昇傾向にある
前章で紹介したように時給が高い理由は様々ですが、コールセンターの時給は年々上昇傾向にあります。
物価が上昇しているのも一つの要因。
前職のコールセンターに入社した12年前は時給1,000円からのスタートでした。
ところが現在は1,350円で募集。
あくまでも新人で1,350円なので、1,500円前後の時給をもらいながら働いている人も多くいます。
10年程前は1,350円といえば、管理者の時給でした。
前職が時給を上げた理由は3つ。
①人気がなくて時給を上げないと応募者がいない
②応募者を増やすため、他のコールセンターと同じ水準にした
③クライアントからの要望により、業務量が増えたため
①についてはコールセンターに対してのイメージから人気がないのだと思います。
コールセンターに対して皆さんが抱くイメージをウソかホントかで斬りこんだ記事があるので、参考にしてみてください。
こちらもCHECK
コールセンター | 皆が思うイメージと実際のギャップ、ウソとホント
続きを見る
②や③はそこまでブラックな理由ではありませんね。
実はコールセンター同士、応募者を増やすために同業他社の時給は随時チェックしているのです。
時給だけでコールセンターを選ぶのは危険
よほどのブラックなコールセンターでない限り、コールセンターの時給が高いのは正当な理由があることがわかりましたね。
しかし、時給だけでコールセンターを選ぶと後悔するかもしれません。
どうしても業務が覚えきれず早期退職に繋がる可能性も。
参考コールセンターが不向きな人の特徴3選!どうしても改善困難だった事例
続きを見る
時給だけではなく仕事内容をチェックしてから応募してみてくださいね。
また、勤務時間や休日などの労働条件をチェックしましょう。
土日祝休み希望なのにシフト制のコールセンターに入社したら、後々大変です。
また、18時までの勤務希望なのに17時までの会社なら、想定していた給料より低くなってしまいます。
求人の情報をくまなくチェックし、応募しましょう。
コールセンターの難易度について掘り下げた記事もあるので参考にしてみてください。
参考コールセンターは難しい?受信・発信の難易度や、簡単な仕事を解説
続きを見る
参考【2024年版/エリア別】コールセンター | 時給の相場を解説
続きを見る
まとめ
今回はコールセンターの時給が高い理由について解説してきました。
人気の無さや業務の難しさなど、正当な理由で時給が高いことがほとんど。
しかし、稀にブラックなコールセンターもあるので気をつけましょう。
転職活動の参考になれば幸いです。
あわせて読みたい
▼読んでくださってありがとうございます